2010年10月(神無月)
Photo at Remain of Honnou-Ji, Kyoto Japan
* this Honnouji-Ji is different from the one Nobunaga suicided.
* こちらの本能寺は信長が自刃した本能寺とは空間としては別の場所で、秀吉の時代につくられた廟だと思われます。
はじめに
2014/12/26 空白の記憶「2010年10月の京都」の写真データを偶然、発掘(・・;
SD カードのデータを整理していたら、思い出の鮮やかな写真がいっぱい。でも不思議なことに「2010年10月」となっていて、「あれ・・・?2010年の秋って、京都を訪れたっけ(ーー;??」と未だに謎の記憶。それぞれの写真については、はっきりと覚えているから確かに訪れたんだろうけども、偶然のデータ発掘がなければそのまま曖昧な記憶として埋もれていたかもしれないです><
清水寺の創建は、伝説では征夷大将軍でもあった坂上田村麻呂。なんかイメージがうまくつながらない^^; 風情のある石階段の横にあからさまなゴミ箱と、ものすごく情緒のない何かの用具が(ーー; 平安の頃の資料によれば、かつて清水の舞台から人々の亡がらを葬りつつ投げて埋葬していたという説もあるようで、おそらくは事実のようですが、室町時代とかになると流石にそれは無くなったように思います。
「鴨川を渡る」
豊臣秀吉の京都拡張の際に、鴨川以東は大きく発展していったとよく耳にします。鴨川は端正に北から南へと流れていて、平安の頃にはこれをもって東の果てとしていたとか。わたしはよく、三条大橋を渡るんですが、その度に鴨川の河原で散っていったセンゴクの人たちのことを思い出します。石田治部少輔三成さん、 関白豊臣秀次さん、その英霊を数えると無尽蔵にページがいるかも。
京都といえども元亀天正の頃と比べたら、いろいろなものが様変わりしていて、特に上京は信長さんに焼き討ちされてほぼ壊滅した(らしい)こともあり、建物としては意外にも多くは当時のままではないように思います。でも、河川は多少の移動を続けながらもたしかにそこにあり、今もあるもので、センゴクの人々や幕末の人々が、日々、目にしていたこの川が、今も流れていると思うと何ともいえない気持ちに。
「池田屋」
幕末マニアにはたまらない空間。「池田屋騒動」の跡地につくられたこのお食事どころは、とても広くて新撰組ドリンクとかもかなりオススメ。何よりも京都駅までタクシーで簡単にいける場所にあるし、帰りの電車の時間に合わせるのに最適な場所。
伏見の「寺田屋」は坂本龍馬さんが定宿としていた場所で、「近江屋」は中岡慎太郎さんと龍馬さんが襲撃され、斬殺されたところ。もっとも、オリジナルな歴史的空間のほうがいいといってしまえばそれまでだけど(ーー;
二条城には葵の紋章が。というわけで、ここは徳川家康さんゆかりの二条城なんですよね。室町後期に織田信長さんが当時の将軍足利義昭さんの将軍邸としてつくった二条城は、場所としてもここではんくて、、内容的にも別物だったそうです。これを区別して、信長(というか足利義昭)ゆかりの二条城は、二条古城ということもあるとか。
この二条城の装飾を、遠く日光の東照宮(家光時代に建立)と比べてみると、色使いとか彫り物とかがかなりそっくりに思いました。最後の将軍「徳川慶喜」さんが大政奉還したという歴史的な空間がこのお城の中に今もあり、見学できます。中は思った以上に暗く、それよりも超狭い(・・;
あの狭さによく江戸300藩を越える大名が座れたものだと不思議に思ったものの、考えてみるとあの場所に集まったのは300よりははるかに少ない、たぶん40~50藩くらいかもですね。
「三十三間堂」
このときは大修理中で、至る所に赤いコーンなどが(ーー; でも考えてみると工事中のほうが珍しいかな~とも思ったり。関東平野に長く住んでいると「山」というもの自体がほとんど見えないし、よほど西へ行かないと目にすることすらもできないので、こういった山と神社みたいな光景にはとても魅かれます。
「雨の花見小路」
雨の降る花見小路はとても素晴らしい風情。花見小路には、歴史的料亭とでもいうべき「一力(いちりき)」さんをはじめ、数多くの料理屋さんがいっぱいあります。「かわかみ」様にてお食事をいただいたことが一度だけあるんですが、あとはランチタイムに「らんぶる」様など。
信長廟として存在するこの空間。「本能寺跡」としてマップなどに記されていることもあるけども、「本能寺の変」のあの空間とは別な場所のようです。ここは秀吉の時代になって建てられた本能寺。京都市役所や河原町に近く、ほとんどビルの中にあるというような感じ。
というわけで、発掘されたデータを元に加筆してみました~。
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