京をゆく 2009年 如月 「嵐山・嵯峨野散策」


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2009年2月(如月)
Photo at Sagano Arashiyama, Kyoto Japan

2014/12/26 空白の記憶「2010年10月の京都」の写真データを偶然、発掘(・・;
2014/12/1 消え去りつつある記憶を紡ぎながら。作成中(汗)



はじめに


二年続けての「嵐山・嵯峨野」滞在。


このときは「らんざん」さんに滞在いたしました。ただ、情けないことにいろいろと記憶が曖昧で、夏の嵯峨野滞在のときの思い出とかなりごっちゃになっているみたいです。夏のときには深い緑に覆われた嵯峨野の竹林が大好きで、祇王寺とかも何度も訪れたりしていましたが、冬にはまったりと。そういえば、2008年(夏)と衣装が同じだったりするんですが、これは当時なりにせっかくなんで合わせてみよう、とか今からすれば妙な気分でそうしました。



晴明神社と幕末維新博物館


ちょうど、映画か何かの安倍晴明で陰陽師が微妙なブームのときに晴明神社を訪れました。別のページでふれている「紫野」からタクシーとかでかなり近いところにあります。ただ、思ったよりも敷地はかなりこじんまりとしていて、それでも独特な霊域の感じを受けました。


幕末維新博物館は高台寺から二年坂を歩いていると坂の中ほどのところにあったりします。 当時のわたしは三番隊組長「斉藤一」さんが大好きすぎて、メアドまでそれにしていました。でも、「隊」なのに「組長」って不思議だな~とかいまだに思ったりしてます(・・; いろいろな新撰組グッズを買い込んで、いまだに愛用しているものも多かったりします。でも、ペン類とかは割と文字を書くほうなのですぐにインク切れしちゃっていまいちかもな~とか思ったり。高杉晋作さんの血塗りの鉄扇とか、坂本龍馬さんの襲撃のときに使われたと推定されている日本刀なども展示されていて、かなり見応えはあります。



清水寺と二年坂


この年の冬に初めて訪れた清水寺。でも実はですね・・・そのとき、途中までしか上がらないで、そこがもっとも上のほうだと思って引き返しちゃったんですよね(><) 敷地が広大だと、結構こういうことってありそうな気がするんですよね~(ーー;

二年坂はなぜかわからないけれども、いつ訪れても遠い昔から知っていたような錯覚に陥ります。いつも友人と旅するので食べ歩きをするのがとても楽しくて。特によもぎの生麩とゆずの生麩が絶品すぎる~! たまたま手元に、幕末維新時期の古写真集がありまして、パラパラとめくってみるのですが面影が変わりすぎていて、当時を偲ぶのは無理かもしれない・・・とか思ったり。

二年坂といえば、かつて夏目漱石が京都を旅したときに「冬は寒すぎるし、夏は暑すぎる」とかなり愚痴を記していたことが思い出されます。



桂川から大い川へ

渡月橋を挟んで川の名前が変わるという風流さが好きです。別のページで書いたかもしれないんですが、渡月橋の交差点のところにある「新八茶屋」がとても好きで嵐山へゆくたびに訪れております。暑い夏には冷たい抹茶パフェとかしみいるような抹茶を、冬には暖かい抹茶をいただいて、まったりしてから、おさんぽを続けることが多いです。


この桂川はさらに上流へゆくと「保津川」と名をかえます。「保津川下り」ができるんですよね~^^ 実はこれを前からやりたくて、それもあって嵐山に宿をとったんですが、意外にも予約可能な時間との調整がうまくいかずに毎回断念。いつかは体験したいなぁ・・・。


野宮神社と時雨殿


思い返せば、この頃のわたしは京都に取り憑かれたようになっていて、毎年、京都を訪れないといけないような心持ちでした。特に、野宮神社にはほとんど毎年訪れていた時期があって、全部で6回くらいになっていました。源氏物語にもしつこくでてくるこの「野宮神社」は基本的には天皇の在位ごとに斎宮が籠もり、その度ごとに遷宮されていたそうです・・・なのですが、これがどうにもわかりにくい感じで、調べてもよくわかりません(汗)


時雨殿は伝承でいうところの藤原定家さんがかつて住んでいたという草庵の跡地に立てられている任天堂さんの建物で、中には金箔づくりの百人一首とか、他にも通常使用の美しいつくりのものが売られておりました。わたしはこのときにはじめて、百人一首を購入~^^v


冬の旅はまったりすることが多いのですが、このときの旅はどうにも訪れたスポットの量と二泊という滞在日数が噛み合ないな~とか感じてます。もしかすると、いろいろと記憶が落ちているのかも(ーー;



2009年 夏
「2008 年の夏」と「2009年の夏」の記憶がものすごく曖昧になっていて、やっと再編できつつあります。さらにややこしかったのは、2009年の京都滞在は「2月」と「7月」だったんですよね。だから、「冬と夏」なんですが、イメージとしてどうも「夏のが冬よりも先」っていうのがあって、それが記憶を邪魔していたようです(ーー;



いちばん調子に乗っていたときの絵。

ここは嵯峨野の駅でした。京都駅から嵯峨野線でわずかに5駅くらいでこの静寂さ。木々の色合いとかが大好きすぎる~><B
あ、そういえば、こういうクリアーベルトが妙に流行っていた時代だったなぁ・・・。





このとき、はじめて「嵯峨野トロッコ」に乗れました! 嵯峨野から出発して亀岡まで続く往復のトロッコ。亀岡といえば、かつて織田信長さんのもとで丹波の亀山城をまかされていた明智日向守光秀さんの居城があったところです。光秀さんの娘さんの細川ガラシャさんも一時期は住んでいたはずで、いろいろと感傷に浸ってしまいます。

そういえば「祇王寺」を訪れたりもしました。平家物語については源氏ほどは読み込んではいないんですけども、白拍子という、いってみれば遊女の文化史の中に位置づけられる彼女らの存在が大好きです。ただ、祇王寺の思い出というとかなりおぼろげで、いっしょにいた友人が暑くて倒れそうになっていたのが苦い想いでです(ーー; 渡月橋のあたりって当時はコンビにが一軒しかなくて、祇王寺のあたりまでいっちゃうと自販機とかがなかなか見当たらなかったんですよね。途中に、たしか一軒だけ冷房の効いた茶店があったかなと記憶してるんですが、真夏の京を歩くにはペットボトルとか持ってないと結構ヤバいかな~と痛感しました。


夏の嵯峨野では、うなぎ懐石料理屋さん「ひろ川」様を訪れました。グルメ日記のほうをご覧くださいませ


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