ゆかの京都旅日記 - 2012年4月

文章を大幅に加筆中 2014/3/1

写真もできれば増やしてゆきます。




3泊4日

宿泊先 八坂の塔下 望庵 様にて
私の生涯でもっとも感動した宿泊施設様でした。一軒丸ごと貸し切りタイプで、なんと3階!まであります。流石にかなりびっくりしてしまい、今でもその感動 は薄らいでいません。この宿であれば、たとえ10人くらいいても余裕で泊まれるほどの広さでした。 玄関を開けるとまず、いかにも京都風な小さな石庭があります。竹の色合いや淡い灯籠が醸し出す雰囲気は格別で、これだけでもここがとてつもない宿だと実感できます。 わたしと友人は2階の一室に布団を敷いて寝ていたのですが、そこから八坂の塔が見えるのも趣き深かったです。また、各種CD、DVD、ガイドブックなども 用意されており、私が趣味で遊女関連の資料を集めているんです~というとなんと翌日に宿のご主人が無数の関連資料をなにげなく机の上においておいてくださ り、これほどのサービス(という言葉では言い尽くせないほどの)はほんとにはじめてでした。
3階はこじんまりとしつつも洗練された一種のバーカウンターのような空間で、この旅をともにした友人と軽くお酒を飲みつつ、京都の夜景を見ていました。
朝食は、宿のご主人が焼き上げのパンとつくりたての京都菓子をなんと毎朝用意してくださいます。


また、室内は撮影してもどうこうと言われることはありません。そういった了見の狭いことはないです。また、八坂の塔から歩いて15秒くらいというロケーションにありながらも、騒がしさはみじんもなく、快適に眠れます。





祇園白川/丸山公園


祇園白川にて


丸山公園の残桜にて


坂本龍馬の彫像もすぐ近くにあります。また、春でも甘酒がいろいろなところで売られていて、歩きながら飲んでもその風情を壊すことはないと思います。古来、歩きながらの飲食は日本の文化でしたし、京都であればこそその意義もいっそうに深まります。




祇園白川の石畳にて

石畳を目にすると、どうしても鎌倉の若宮大路を思い出してしまいます。やっぱりどうしても京都のほうが広い上に京都のほう がよりナチュラルかなーとは思います。この白川の近くに、かつて坂本龍馬が軍鶏(しゃも)を食べに通っていたというお店があるのですが、史実かどうかは ちょっと調べただけではなんとも言えない感じでした^^;




伏見にて



伏見はかつて新撰組がたむろしていたこともあり、龍馬の足跡もいくつもあります。祇園近辺ほどの華やかさはないかもしれませんが、深い歴史が息づいています。

ただ、ひとつだけいまだにとても残念なのは伏見を散策していたときにとあるお寺の人に若い人でおそらくはバックパッカーの ような感じの方がなんとか一泊させてくれませんか、と頼み込んでいたのを激しい口調で拒否していたことです。私はそのとき、寺社というものがその本質を忘 れ去っているのではないかと気分が悪くなりました。たしかに今の世の中では、身元のわからない人を泊めるのはリスクの高い行為ですが、本来の寺社というの はそういうときに人を助けるためにあったはずです。少なくとも、なんとか宿泊できそうなところを教えてあげるくらいの機微さえも無かったというのは、情け ないことです。この一件には激しく失望したので、記しておきます。




伏見の十石舟にて


伏見に行くとすごく感じたのは、「ああ、ここはかつては水上移動が多かったんだろうなぁ」という街並でした。最近は観光用に船にも 乗れます。ただ、夕方の5時が最終なのと、船の乗り場の近くにコンビニなどがないのはかなり不便を感じました。特に土地勘の無いわたしみたいのは iPhoneの GPS をたよりにするものの、全然めちゃくちゃな場所を表示してくるので道ゆく人に聞いたほうが確実です^^;あと、この船は小雨なら運行しているんですが雨がひどくなると運行しないようなのでほんとに天に任せるしかないです。この 船乗り場から歩いて5分程度のところに坂本龍馬で有名な「寺田屋」があるんですけども、時間の都合でそこまでまわれませんでした。ちょっと注意したほうがいいのは、京都市内から伏見へはタクシーで全然移動できるんですが、逆はほとんど不可能です。伏見でタクシーを拾うのは土地勘のないわた しには不可能で、しかも雨が降ってくると休めそうなお店もあまりないしで、かなり焦ってました。結局、どうやって京都市内に戻ったのかは記憶が定かではあ りません^^;




グルメ日記はこちらからどうぞ~


京会席 + 京茶懐石 編



京都御所/京都国立博物館



源氏物語好きにはたまらなすぎる展示会でした。

現存する女性歌人の伊勢のなんと自筆を目にすることができたり、歴代天皇や摂関家の直筆なども無数に展示されていました。上の写真は博物館に併設されている西洋風のカフェで一休みしたときのものなのですが、ケーキも多種多様で、紅茶も珈琲もいろいろあってオススメです。ここからタクシーで1メーターほどで三十三間堂にアクセスできるのもとても都合がいいです^^;さらに! 私が上洛するたびにランチをいただいている生麩専門店「半べぇ麩」さんという名店があります(グルメ日記を参照くださいませ。)







事前にはがきで予約しないと入れない京都御所。浴衣で見学している酔狂な人は私だけかなと思いつつも、ほかにもいらっ しゃったので楽しかったです。撮影関連は三脚はNGですが、敷地が広大なこともありかなり自由に撮影できます。ただ、陽明門より先へは流石に入りにくい雰 囲気があるのと、時期によっては入れなかったりします。意外にそこら中で工事が行われていて、その意味では風情に欠ける面はありました。



とある場所にて




ブログ
筑波にて緊縛 │ 日光京都鎌倉
江戸川グルメ日記露天風呂体験記(18禁)

みやびなゆかの旅日記, All Rights Reserved (C) 2009-2014