旅日記 フロリダ
(Photo Travel - Florida, USA)



遠い昔の記憶を掘り起こして(Sun Shine State)





そのうち書くかも:
・サウスカロライナ州チャールストンをゆく
・Aloha State ハワイ州をゆく



フロリダ州へ - To Florida State

あのとき私は東海岸のノースカロライナ州(以下、NC州)に住んでました。何を思ったのか「車で行こうよ~」ということになって車でフロリダへGO~!
目指すはフロリダ州中部にある娯楽の空間「ディズニーワールド」です^^
NC州のケリーを出発した車はひたすらに南下してゆきます。こういうときにドラマとかで見るようなキャンピングカーならいっそう絵ににもなるのでしょうけ ども、ごくフツーの車にいろいろと食べ物とかを積んで旅のはじまり。

4 時間くらいするとサウスカロライナ州にでます。ここは「風とともに去りぬ」の舞台としてもものすごく有名で、街チャールストンもかなり有名です。それにつ いては別の機会にでも記します。サウスカロライナ州はすでに「南部」の州で、かつての南北戦争の頃には、NC と SC では分かれていたそうです。私は「ヤシの木(パームツリー)」にとてもこだわりがあって、いつもどこらへんからこれがでてくるんだろう?って気にしてたん ですけど、東海岸に限っていえば、サウスカロライナ州からヤシの木が散見されてました。

さらに南下するとジョージア州。ジョージア州はとてつもない広さで、高速道路を飛ばしても直線で突っ切るのに6時間くらいかかりました。車の中で1時間ほ ど仮眠をとって、さらに南下してゆきます。車の前も後ろも右も左も映画で見るような砂漠地帯と荒涼とした突き刺さるような山があるだけ で、ガスステーションなどは1時間距離くらいに1つくらいという感じ。ここでガス欠になったらかなりやばいです。とはいえ、ハイウェイパトロールが30分 間隔で通ってはいるので通常は危ないことはないとは思います。ジョージア州といえばオレンジが有名で、時折道ばたで産地直売のオレンジが袋単か箱単位で売 られてます。
しかも12個で500円みたいなはちゃめちゃな値段で、どれもこれも大きくて甘い!ただ、ほうっておくとすぐに腐っちゃうので買ったらすぐに食べちゃうの がオススメです^^;

アメリカのこういった地区のハイウェイでは思わず逆走しちゃうくらいに車が少ないこともよくあるんですけども、ふと気づいたらうちらと逆方向に向かって猛 スピードで走っている車がちらほら・・・。あれ?うちら逆に走ってる・・・?と思ったけどそんなことはなくて、どうやら「ハリケーン」が発生して、非難警 報がでていたようです。アメリカのこのあたりの「ハリケーン」は日本の台風よりもさらにやばすぎて、「移動する破壊の権化」みたいな感じでした。当時、 ちょうどスピルバーグの映画「ツイスター」か何かがリリースされていて、こんなの怖すぎる・・・とか思って見ていたんですけど、目の前にまさにソレが (・・; といっても、実際にはとてつもなく遠くにあるのですぐに引き返せば大丈夫なほどにはもちろん遠いです。だけども、目で見てわかるほどの黒い竜巻 が、信じられないことに明らかに回転しながら移動しているのを見たとき、パニック状態になってしまいました。
その破壊の権化は CG みたいに白い雷を断続的に伴いつつ、天まで届いた状態で生き物のように動いてました。これに接近したら間違いなく死ぬと思う。。。ラジオ情報を聞きながら 思いっきり逆方向に速攻で避難して、休憩所で食事をとりつつ雨があむのをまちました。
幸いにもハリケーンは方向を変えてくれたようで、すこし経過してから嘘のように消滅していました。川底みたいに暗かった空もすでに真っ青に晴れていて、い かにもアメリカ南部!といった感じでした。


フロリダ州にて

さて、いよいよジャクソンビルに入ります。ここはもうフロリダ州で北部最大の大都市です。大学とかもいくつもあり、イメージ的には東京みたいな感じ。とは いえ自宅を出てからすでに18時間ほど経過しており、二人ともめちゃくちゃ衰弱状態。オーランドまではほんのあと少し・・・とはいえ3時間くらい。しかも 流石にオーランド付近は道が混雑していて、なかなか到着できずに大雨が降ってきてしまいました(ーー;

ジャクソンビルから4時間くらいしてやっとのことでオーランドへ到着!! 長かった・・・・。ほぼ21時間の Door to Door でした。これなら NC 州から国内線でニューヨークへ飛んで、そこなら南下する国内線でオーランド行きのが明らかに早いし楽です^^;

オーランドのディズニーワールドの広さは私の想像を完全に越えすぎていて、広いという語彙では表現できないほどのとてつもないほどの広さ。駐車場だけでも ブロックが24くらいあって、ブロック間を専用のカートのような車で移動しないとだめなくらいに広いです。
東京のディズニーもとても広いけれども、フロリダのは1日かけても歩いて横断することは不可能な広さで、そこそこアトラクションを楽しみつつまったりと遊 ぶには、最低でも3日は欲しい感じです。さいわい、リーズナブルのホテルもいっぱいあって、一泊3000円くらいの素泊まりでなかなか快適なのでOK^^


オーランドのハードロックカフェにて。マリリン・モンローが実際に着用していた衣装。どういう経緯でここにあるのかはちょっと聞くのを忘れていました^^;









アメリカといえば、そう、カレーライスに餃子です。ちょっとこの写真だとテカって見えるんですけども、それはきっと幻覚で す(・・; アメリカの和食は微妙だと当時はよくいわれていたんですけども、そうでもなかったように思います。むしろ、海外で食べる日本料理の美味しさは 何物にも変えられない良さがあrというか(ーー;




日本料理ハナ◎ズキさんにて
ここのウニ丼はほんとに美味しくてもうたまらなかったです><B
太陽の真下みたいなオーランドの熱い日差しで食べるお鮨もなかなかに・・・。でも実は営業時間の3分前にもしかしたら入れるかな?って思ったんですよね。 ウエイトレスの方も着物を着ていらしたし、とても流暢な日本語で日系の方かな?と思ったので・・・。海外で日本の方に会えると特に理由はなくてもなんだか 嬉しくなってしまって、「まだ3分前だけどきっと入れてくれるよね~^^」と友人と話していたんですが、みごとに「まだあと2分経たないとお通しできない ので・・・」と言われてかなり愕然(・・; On-Time はすごいけどもそこまでキッカリしなくてもいいじゃないですか~>< でも味はほんとに美味しいです。


日本料理らんげつさんにて

東京の銀座にも同名の「らんげつ」とい う料理屋さんがあるかなと思うんですが、調べた限りでは何の関連もなさそうです(汗 中のつくりはいかにも「日本料亭」という堂々とした構えで、かといっ て入りにくいということは全然なかったです。友人と和牛のすき焼きをいただきました。生たまごを入れて食べると美味しいですよ、と言われたしかに~と思い つつ幸せな時間をすごさせていただきました☆



マイアミ~キーウエストへ - Go KeyWest


Hooters で食べた生牡蠣。日本のものよりもかなり小振りで、お値段がはちゃめちゃ安いです。バケツ一杯で1500円とかそういう感じ(汗)




フロリダ州にはこのときが二回目だったんですけども、空港やパブリックな場所では常に英語とスペイン語の併記になっています。距離的にキューバに近く、さら に南下してマイアミやキーウエストに行くと街並もよりラテン風になってゆきます。開放的な白をベースにして、淡い青、赤、黄色などのパステルカラーの家 々。

マイアミに到着すると、オーランドと比べてもいよいよ南国ぶりが増してゆきます。
た いていの都市がそうなように、マイアミもやっぱり北部、中部、南部とだいたい3エリアくらいに分けられます。北部は豪華ショッピングモールがいくつも あって、街並も端正で豪華。ハワイでいえばカハラ地区みたいなイメージでした。南部は大学とかがいくつかあるせいか、比較的若い人が多かったように思いま す。ただ、マイアミで滞在したホテルがなんていうか全然南国風ではなくて、壁は灰色のコンクリートでできているしかなりの無個性で微妙にカルチャーショッ クでした。マイアミでもゆっくりしたなかったんですけども、例によってキーウエストまでの距離感が不明だったのでお昼頃には出発! 映画とかで有名なあの Seven Miles Bridge を通過してゆきます^^





右にメキシコ湾、左に太平洋が視界の果てまで広がっていて、エメラルドグリーンとディープブルーの美しすぎるグラデーション。クルーザーやヨットもたまに 通っていて、いよいよ南国風味が絶頂に。ここらへんは US-1 というハイウェイになっています。ただ、これが信じられないことになんと1車線(ーー; しかもめちゃくちゃに込んでいます。結局はマイアミからキーウエ ストにでるまでになんと6時間・・・。途中にカフェとかガスステーションはあるからジョージア砂漠みたいな煩わしさはないものの、かなり遠いです。ジャク ソンビル~キーウエストまで全部がフロリダ州なんですけど、これを車で移動したら14時間以上かかるかもしれないです。ほんとにアメリカの想像を絶する広 大さを感じたときでした。

キーウエストは、言うまでもなくアメリカ本土の最南端です。ただ、アメリカ全土の最南端んはハワイ州のどこかの島らしくて、あくまで本土最南端^^;  「キューバまで90マイル」というあまりにも詩的な想像を駆られる場所で、メキシコ湾を眺めていました。と、そんな感傷に浸っていられるほどには気候が穏 やかではなくて、「お昼11時~午後3時」は外出しないほうがいいといくつかのレストランでアドバイスさ れたことを思い出しました。
たしかに熱すぎて、日焼けの心配よりも死ぬかもしれんってくらいに熱かったので夕方になるまでバーに退避。そこでは海辺のBARらしく各種カクテルに合わ せて、生オイスターがものすごい安さで売られていました。が、信じられないことに「エアコンがない」(・・;
気温は42度で、湿度は限りなく100%に近いです。京都の嵐山とかも真夏には38度~39度とかいくけども、キーウエストのはさらにやばくて、なんでエ アコンがないのか聞いてみると、「そのほうが観光気分が味わえるでしょ~^^」とわけのわからない返事をされて扇子で熱をしのいでいました。

ヘミングウェイの生家を見たりしながらもなぜか当時は中に入らずに素通りしてしまいました。私がアメリカで旅行すると、決まって食べるのは・・・ そう、 「お寿司」です。
キー ウェストでお邪魔したお寿司やさんには、うれしいことに日本の方のような女性が握ってらっしゃったんですけども、それとなく聞いてみたら日系だけど日 本語はあまり・・・ということでした。キーウエスト名物のコンチ(ホッキ貝)のお寿司がなんだか珍しくて、ウニやトロも美味しくてお腹いっぱい。キーウエ ストをぶらぶらと歩いていると、流石に海の中に存在しているような島だから、海の幸をメインにしているレストランがいっぱい!いろいろなものがあるな~と 思って眺めていて、とりあえず友人と最初にかぶりついたのは「フロリダロブスター」でした^^; よく知られているように日本の伊勢エビとロブスターは別 物なんですけども、私の舌はあまり鋭敏じゃないので雰囲気がよければOK!あ、でもこのロブスターももちろんすごい美味しかったです。向こうではガーリッ クバターみたいのをつけて食べるのが一般的で、これはこれで濃厚でいい感じ。




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